快適さと精度を両立する血圧変動モニタリング
運動負荷中の血圧変動測定/他社カフ式血圧計と比較
透析中の血圧変動測定/他社カフ式血圧計と比較
RVPの装置構成と装着例
赤グラフ:心電波形を表示します
緑グラフ:脈波波形を表示します
青グラフ:血圧変動値を表示します
使用者が通知帯域を設定でき、縦線・ブザーなどで変動値の帯域超過を知らせます。
また、カフ式血圧計での血圧値も入力、表示が可能です。
※用語解説
HR:
ハートレート(心拍数)
S.I.:
算出された血圧変動値の指数
(一般に呼称されるショック指数とは無関係です)
M.S.I.:
血圧変動値を感覚的理解が容易なように換算した値
Q1.
RVPはどのような場面で使用されますか?
A.
本機器は、連続で血圧の変動を観測したい場面を想定した装置です。
現在 血圧を測定する方法としては、「カフを巻いて測る方法」と「術中においてカテーテルを使用し測る方法」があります。
「カフを巻いて測る方法」は患者様に圧力を与えるため、患者様の負担が大きくなり連続での使用には難があります。
また「カテーテルを使用し測る方法」も侵襲性のため、手術時以外の使用は難しいと考えます。
本装置は、心電と脈波から患者様の最高血圧値を推定し、非侵襲で連続的に測定を行うことができます。これにより入院中の患者様の血圧変動の測定が行なうことができ、変動があった時にカフによる測定を行い確認することができます。
[補足] 心電と脈波から血圧値を推定算出する場合、血液透析のように血液から水分を取り除くことで血液濃度が変化する場合は誤差が大きく正確な算出ができなかったところ、独自の算出手法で誤差を低減させ、最高血圧値の推定算出をできるようにしています。
Q2.
透析装置は、基本的に血圧モニタリング機能が付いていますが、それらと比べてどのような優位性がありますか?
A.
一般的に透析器についている血圧モニタリング機能は、通常カフを必要としています。
従って連続で血圧を測ることは患者様の負担が大きいためできません。
RVPはカフを必要としない上、連続して血圧変動を測定できます。
Q3.
医療機器の認可を取っていますか?
A.
現在医療機器の認可は取っていません。まだ開発したばかりということで、よりバージョンアップを考えています。将来的には認可を取る予定です。
Q1.
M.S.I.値はそのまま最高血圧(SBS)として使用できますか?
A.
最高血圧(SBS)としては使用できません。しかし、相関は取れています。
Q2.
カフ血圧計を使用した係数設定は初回設定後は再設定不要ですか?
A.
基本は再設定不要です。カフ血圧で測定した血圧自体が正確に測定できていない場合は、再度測定してもらう必要があります。
Q3.
体動は影響を受けますか?スポーツ等の運動の測定に使用してもいいですか?
A.
体動の影響は受けます。スポーツ等の測定に使用しても脈波と心電が測定できていれば測定可能です。
| 寸法【W×H×D】(mm) | 116×56×90 | |
|---|---|---|
| 重量(kg) | 0.28(センサ、ケーブル類含まず) | |
| PC I/F | 種類 | USB2.0(ハイスピード) |
| リアルタイム転送速度 | 1ms | |
| PWセンサ | 方式 | 赤外線センサ、反射型 |
| 中心波長 | 850mm | |
| 分解能 | 12Bit | |
| 心電 | 電極数 | 3個(+,-,N) |
| 誘導数 | 1 | |
| 低域周波数 | 1Hz | |
| 分解能 | 12Bit | |
| 外部入力 | CH数 | 2 |
| 入力端子形状 | BNC | |
| 最大入力電圧 | DC0~5V | |
| ADコンバータ | 12Bit | |
| 周波数応答 | DC~20Hz (+1/-4dB) | |
| 電源 | DC5V(USBポートより給電) | |
| 使用温度範囲 | 15~35℃(ただし氷結および結露のないこと) | |
| 使用湿度範囲 | 相対温度:30~70% | |
本仕様は主に機種のご選定に必要な内容を掲載しており、ご使用上の注意事項等を掲載しておりません。
ご使用の際は、取扱説明書掲載の注意事項等を必ずお読みください。
本商品の仕様は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
本商品は研究用機器です。医療機器ではありません。